森ラジオの外壁と屋根は約250個の苔パネルで覆われています。
山野草が好む環境と手入れのし易さ、作品としてのクオリティーを保つため、実験と試行錯誤を繰り返し行い場所にあった下地(軽石、おが屑、土などを調合)を作り数種類の苔が貼り付けてあります。朝と夕方に散水装置により水を与え、植物にとって良い状態をつくっています。
2014年に壁に直接取り付けていた苔パネルは、2021年に全て取り外しが出来るようリニューアルしました。これまでは脚立を使い、限られた人が高所の雑草抜きや山野草の手入れをしていましたが、パネルの取り外し下での作業が可能になった事で、子供から高齢者までが安全に手入れをすることが出来るようになりました。
老若男女多くの方が関わって欲しいという作者の願いが込められています。