保線員の詰所であった小屋には、使い込まれた道具達がいくつも眠っていました。線路を熱して曲げる道具、レールを固定するための杭、スパナ、錐揉み、シャベル、工務の額など・・・。詰所であった当時の様子がいたるところに残してあります。
かつて列車の安全走行を支えるため、線路の歪みやズレを修正する保線員の詰所としての道具や場が、人を森へ導く場として役目を変え、人と人を繋ぎ人を森へと導く場となれば嬉しい。